成都と言えば・・・・・・
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地、四川料理の火鍋などが有名ですが、
実は2015年中国で最も幸福な都市ランキング総合1位を獲得しています。
中でも、北京、上海などの大都市をおさえて“住房幸福感”、“交通幸福感”、“天気幸福感”が一位の成都。中国内でも一度訪れたら離れたくない街とも言われる成都。2016年、四川航空から東京と大阪への直通便も開通し旅行でもビジネスでも今最も注目されている内陸地域。
これから成都旅行を計画される方、
ビジネスで行かれる方がおさえておきたい基本的な成都情報をお伝えします。
<目録>
⑴成都の旅行スポット、文化面、歴史面
・成都市の概況
・歴史
・地理・人口
・気候
・資源
・経済
・エリア情報
・有名スポット
・成都の文化
-ショッピング
-工芸
-伝統戯曲
-酒
-川菜(四川料理)文化
-成都茶文化
・住まい
・成都の交通
・医療
⑵中国における西部地域の役割、西部地域のおける成都の役割
・中国西部地域とは
・中国西部地域における成都市の役割
・中国西部地域の政策
・中国政府としての成都の立ち位置(一帯一路構想など))
⑶経済状況
・西部地域におけるの四川省の経済状況
・成都市の経済状況
・成都人の特性
・成都市民の消費行動
・成都市への投資動向
⑷成都でのビジネスと投資における展望
⑴成都の旅行スポット、文化面、歴史面
■成都市の概況
・英語名:Chengdu
・四川省の省都。副省級市。簡称「蓉」。
・中国西部地域の政治、経済、文化、交通の中心。
※中国西部とは以下の省・直轄市・自治区で構成されています。(合計12)
新疆ウィグル自治区、寧夏回族自治区、青海省、甘粛省、陝西省、チベット自治区、
広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、四川省、重慶市、内モンゴル自治区
・別名、天府の国(肥沃な土地で農産物の豊富な国)と言われています。
・市の花は「蓉」の花
・米フォーブス誌で「今後10年世界でもっとも発展する都市のランキング」1位(2011年)獲得。
・1984年山梨県 甲府市が友好都市となりました。
・管轄する日本領事館:在重慶日本国総領事館
※重慶市、四川省、雲南省および貴州省の1市3省を管轄。
・ジェトロ成都事務所 2014年11月開設。
■歴史
・成都は2300年あまりの歴史があり、三国志時代のの都でした。国務院が1982年発表した第一回24の歴史文化名都市の一つに選ばれています。
・成都の名前の由来:
中国地理志史「太平宇記」によると、三国志の時代に、蜀の国王が都を移す際、「一年で人が集まり、二年で村落になり、三年で都に成った」ことに由来します。
■地理・人口
・四川省中部、四川盆地の西部に位置し、西北が高く、東南が低いドーナツ型の地形をしています。
・成都の総面積 12,130㎢ (新潟県12,580 km²とほぼ同じ大きさ)
・人口 1210.74万人(内、市区人口は581.63万人。人口密度高。)2014年末現在
■気候
・温暖な気候。年平均気温16.8℃。年平均降水量724.2mm。2011年現在
※最も寒い月:1月最高気温9.3℃、最低気温2.8℃、
最も暑い月:8月最高気温29.7℃、最低気温21.7℃。
・盆地のため、曇りと霧が多く、年間の日照時間が約837時間で上海の日照時間(約1506時間)と比較すると、かなり少ない。
■資源
・米作に適した土壌。
・水力エネルギー資源が豊富。
・生物資源は亜熱帯湿潤地区であること、且つ地形が複雑のため、自然の生態環境は多様であり、豊富。
・鉱山資源(鉄鉱石・石油・石炭・天然ガス)が豊富。
■経済
・成都市は、四川省の経済発展をリードしており、域内総生産(GRP)や固定資産投資、社会消費小売総額で3割を占める。(2009年度現在)
・2007年農村と都市の格差是正を図るため、「都市と農村の一体的発展に向けた総合改革試験区に指定」となり、都市部と農村部の経済格差是正のため、農業・農村・農民(三農)問題解決モデル地域として位置づけられました。
・成都市は、第一次産業(農林業、漁業、鉱業)が低く、第三次産業の比率が高くサービス業の発展が著しい。
・成都市の重点産業は、5つ。
(1)電子情報 中国三大モデル基地の一つ(北京、深圳、成都)
(2)医薬
(3)食品・飲料
(4)機械、石油化学
(5)建材治金
■エリア情報 10区、5市、5県で構成されています。
・市轄区:
錦江区、青羊区、金牛区、武侯区、成華区、竜泉駅区、青白江区、新都区、
温江区、双流区
・市 :都江堰市、邛崍市、彭州市、崇州市、簡陽市
・県 :金堂県、郫県、大邑県、蒲江県、新津県
■有名スポット
世界遺産
・青城山 道教文化の発祥地のひとつ、文物古遺が集中しています。
・ 世界最古の唯一残された水利・施設です。
自然遺産 成華区
ハイテクエリア 武侯区
・成都ハイテク産業開発区(中国名:成都高新技術産業開発区)
1991年国家レベルのハイテク開発地区として認定されたエリア(500以上の外資企業が進出)
その他の見どころ
・人民公園 中心部に位置する公園
青羊区
・天府広場 成都市経済・文化・商業の中心でもあり、地下鉄交通のかなめ。
・寛窄巷子 清朝時代の古成都を感じる街並み
・金沙遺跡 殷周時代の遺跡
・杜甫草堂博物館 中国盛唐の詩人・杜甫の博物館
金牛区
・一品天下大街 グルメ街
・荷花池批発市場 西部最大の卸売市場
錦江区
・活水公園 エコロジー公園(テーマ:水)
・春熙路(チュンシールー) 成都一の繁華街。イトーヨーカ堂がある。
・合江亭 1200年前に船の停泊場として作られた場所。
武侯区
・錦里(歩行街)
三国時代の民俗、四川の風景、成都の古い町を元にして作られた歩行街。
・四川大学 教育部直属全国重点大学
・玉林
バーや火鍋店が並ぶ通りや、ブティックが集まる通りがあります。
・ 武 侯 祠 三国遺跡博物館 (リンクは日本語サイトあ)
三国志で有名な劉備のお墓があります。
・ 桐梓林 外国人が多いエリア
日本人居住者が多いことで有名です。
■成都の文化
・ショッピング
成都市民は楽天的でおおらか。旺盛な消費意欲があり、インターネットを通して海外情報を入手し、トレンドと品質両方へのこだわりが強いと言われています。
成都には、1998年以降、ラグジュアリーブランド、ファストファッション共に数多くのブランドが出店し、中国全土でも屈指の高級市場として注目されています。
ラグジュアリーブランド、ファストファッション出店状況(一部)
・ルイ・ヴィトン 2店
・ユニクロ 18店
・無印良品 12店
・ZARA 9店
・H&M 11店
日系百貨店・スーパー
・成都伊勢丹 1店
・イトーヨーカドー6店
工芸
・唐の時代から錦織物の一種である蜀錦(蜀江錦)を産出。
蜀錦とは中国四川省の蜀地方でつくられた赤地錦の総称。
・刺繍 中国四大名刺繍の一つ。
中国四大名刺繍の産地は成都、蘇州、湖南長沙、広東省潮洲・広州です。
伝統戯曲
・川劇 中国漢族戯曲劇の一つ。
川劇が見られる最も有名な場所は錦江劇場です。 (成都川劇芸術センター)
酒
・四川は、中国のお酒(白酒)の産地の一つです。
「全興大曲」ブランドは成都の銘柄です。
川菜(四川料理)文化
・2010年にユネスコ 世界の美食の都「美食の都(City of Gastronomy)」としてアジア初登録。
・中国八大料理のひとつ、四川料理。
成都の代表料理は、火鍋。“麻(山椒の味)”“辣(唐辛子の辛さ)”が特徴。
中国八大料理とは山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理を指します。
≪中国人が選ぶ是非成都で試してみたいグルメランキング≫
一位 龍抄手(ワンタン)
二位 豆花
三位 (タンタンメン)
成都茶文化
「成都人爱喝茶」
「青空は少ないけれど、目の前に茶館が多い」
という言葉があるほど、お茶を好んで飲む習慣があります。
■住まい
成都はこの10年間で大きく様変わりし、不動産価格は約3倍上昇。以前は成都市の南部と西部が住環境として最適なエリアでしたが、現在は北部及び東部の開発が進められています。(2011年現在)
日本人が多く住むエリアとしては桐梓林が有名です。
※物件を探す前に、予算・マンションの高層・中層・低層等の希望、バスタブの必要性の有無を明確にしておくことをお勧めします。
■成都の交通
双流国際空港
・日本から、全日空利用で成田空港から成都までの直行便のフライト時間は、5時間半。
※他にも、中国国際航空、四川航空あり。
- 上海から一日27便以上。3時間20分
・2020年に成都市に第2空港開港の予定 (情報:通商弘報)
中国4番目の国際ハブ空港として期待されています。
※国際ハブ空港:上海市、北京市、広東省広州市。
鉄道
・成都東駅
・成都西駅
・成都南駅
・成都北駅(中国西南部で最大)2016年末閉鎖し改修予定。
地下鉄 一・二号線全線、四号線部分開通。
※交通カード(天府通)を使用すると値引きがあります。
バス このサイトより路線検索です。
交通カード(天府通)が使用可能です。
タクシー このサイトより料金検索が出来ます。
交通カード(天府通)使用可
■医療
成都にある病院の一覧がこちらから見られます。
その中でも環球医生成都診所 (Global Doctor Clinic Chengdu)は日本語でも対応しているようです。
・成都では、医療機関不足(特に小児科医院)と言われています。(2011年)
・長期で出張する方は、日本で駐在員向け海外旅行保険に加入することをおすすめします。
・予防注射(A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎など)の接種をおすすめします。(厚生労働省検疫所)
・中国で医療に関する強い味方としてはウェルビー(WellBe Holdings Limited)などがあります。
※海外旅行保険とは別に加入が必要ですが、現地での病院・通訳等の手配について相談できます。
‘
⑵中国における西部地域の役割、西部地域のおける成都の役割
中国西部地域とは
・12の省・直轄市・自治区で構成。
※構成地域
新疆ウィグル自治区、寧夏回族自治区、青海省、甘粛省、陝西省、チベット自治区、
広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、四川省、重慶市、内モンゴル自治区
(成都市は四川省の省都。)
・面積681万㎢。(中国全体の約71%)
・人口3.5億。(総人口の約28%)
・西部地区はロシアなど12の国と陸地で接しているなど、中国経済の発展に欠かすことできない地域です。
※陸地で接している国。
ロシア、タジキスタン、カザフスタン、キルギスタン、パキスタン、アフガニスタン、ブータン、ネパール、インド、ミャンマー、ラオス、ベトナム。
中国西部地域における成都市の役割
→中国西部地域の政治、経済、文化、交通の中心です。
中国西部地域の政策
・2000年~「西部大開発計画」にて大型インフラを中心に建設が進行。
西部地域における中国4大プロジェクト:
西電東送:(目的)東部地域の慢性的な電力不足の解消。総事業費は約1000億元。※東部地域:広東、上海、江蘇、浙江、北京、天津、唐山(河北)地区)。
南水北調:(目的)北方地域の慢性的な水不足の解消。南方地域から送水する。総投資額は約5,000億元。
西気東輸:(目的)西部の天然ガスを需要の高い中国東部沿岸地域へ輸送する。約1,400億元。2004年完成。
青蔵鉄道:(目的)高原鉄道「青蔵線(青海チベット鉄道)」の建設(青海省西寧~チベット自治区首府ラサ(拉薩)、総延長1,956km)。建設費は約4,500億円。2006年7月開通。
・2000~2014年の15年間で、240の重点プロジェクトに4兆8,390億元(約92兆円)が投じられ、鉄道、道路網を中心にインフラ状況が大きく改善されました。
ここがポイント!
・中国経済全体に占める西部地域のシェアは、2013年には20.0%。(上昇傾向)
・沿海地域に比べ不便であった、内陸地域間の交通網が整備され、改善傾向にあります。
一例)
2015年12月には、成都と重慶を結ぶ高速鉄道が開通。所要時間は2時間から1.5時間に短縮。
(成都→重慶28便/日。重慶→成都31便/日。)
・2017年予定。成都市と西安を結ぶ高速鉄道を建設中。開通すれば、所要時間が大幅に短縮。(12時間半→3時間)
・2015年の四川省の対内直接投資は、香港・台湾からの投資が好調。(2014年比較、2桁増)成都市への投資は省全体の7割を占める(契約額ベース)。成都市が依然として四川省の最大の投資受け入れ先です。(情報:ジェトロ発行の通商弘報)
中国政府としての成都の立ち位置(一帯一路構想など)
中国の三大重点戦略とは、以下の三点。内、2)と3)が成都市と関連があります。
1)「京津冀(けいしんき)一体化」構想(京津冀:北京市、天津市、河北省)
深刻な環境汚染や都市機能の北京市への一極集中問題を解決する。
2)「長江経済ベルト」戦略
長江経済ベルトが東・中・西部の開発を連動させるもので、長江上流部にある西部地域の経済的なテコ入れを図る。
3)一帯一路(One Belt One Road ※OBORとも言う )戦略
2013年習近平国家主席が提唱したもの。主な目的は、中国国内のみならず、アジア太平洋経済圏とEU経済圏を結ぶことにあります。。
一帯:「陸のシルクロード(中国西部-中央アジア-欧州を結ぶ経済帯)
一路:「21世紀海上シルクロード(中国沿岸部-東南アジア-インド-アフリカ-中東-欧州と連なる経済帯」。
⑶経済状況
・西部地域におけるの四川省の経済状況
中国経済全体に占める西部地域12省・自治区・直轄市のシェアは21.7%(2014年現在)、シェアは徐々に上昇傾向。
西部地域内でも地域間格差があり、四川省は12の地域の中でも経済規模はトップ。
※四川省 域内総生産(GRP)推移
2009年14,151(億元)→ 2015年30,103(億元)2.1倍
・成都市の経済状況
・2015年域内総生産(GRP) 10,801(億元)※四川省の約35.9%のシェアを占める。
・都市部住民一人当たりの可処分所得(元) 四川省全体26,205、成都 33,476
・農村住民一人当たりの純収入(元) 四川省全体10,247、成都 17,690
※成都市の都市部一人当たりの可処分所得33,476元は、上海の2010年水準と同じ。
西部の主要都市と比較して特別高いわけではありません。
(比較:西部の主要都市の可処分所得 西安市36,100元、昆明市31,295元、重慶市25,147元)
・成都人の特性
成都市民は2,300年もの昔から天府の国(土地が肥えていて産物の豊富な国)の恩恵にあずかり、恵まれた生活を送っており、明日の生活の危機に備える必要がなく、お茶を楽しみながらゆったりと生活を楽しむ習慣があります。時には、所得以上の消費もしてしまう傾向にあることも。
成都人は伝統的に他を排除する文化が低く、良いものは積極的に受け入れる傾向があります。
※歴史:湖広填
民時代末期から清時代の初期にかけて湖南省・湖北省・広東省などから大量の移民が流入した。
・成都市民の消費行動
成都市民は楽天的でおおらか。旺盛な消費意欲があり、インターネットを通して海外情報を入手し、トレンドと品質両方へのこだわりが強いと言われています。
成都市内で商品を購入するのは成都人だけではなく、他の地域(重慶、雲南、貴州、チベットなど)からも買い物客が訪れます。
(成都に関するDATA)
(1)2015年1月の中国連鎖経営協会の調査によると、2016年までに現在建設中のショッピングモールの総面積は、上海市に次いで320万㎡と世界第二位。
(2)世界8大ブランドの店舗数は、中国国内第4位。
(1位上海、2位北京、3位遼寧省瀋陽市、4位成都。)
※世界8大ブランド:エルメス、ルイ・ヴィトン、プラダ、バーバリー、グッチ、シャネル、
クリスチャン・デイオール、カルティエ
(3)2014年における一定額以上のネットショッピング販売額は、135億9,000万元。(前年比49.2%増)
(4)2015年の成都市の社会消費品小売総額は約4,946億元(前年比10.7%増)
※副省級市の中で第5位。10年連続の2ケタ増。(2016年3月四川省連鎖商業協会発表)
(5)成都市の中心地区で、5000㎡以上の売り場を持つ小売店数は213店。世界の小売業界の主要250社中40社が成都市に店舗あり。
(6)ファストファッションブランド店舗数は49店と西部地域で第一位。
・成都の商業施設≪売り上げ高ベスト5≫
1位 成都国際金融中心(IFS)/香港系 錦江区 売上高28.5億元
2位 王府井百貨(総府店)/中国系 武侯区 売上高27.0億元
3位 万達広場(錦華店)/中国系 錦江区 売上高23.6億元
4位 成都遠洋太古里/香港系 錦江区 売上高19.0億元
5位 万象城/中国系 成華区 売上高19.0億元
・成都市 最近の建設されたショッピングモール情報
環球中心 高新区
成都龍湖金楠天街購物中心 武侯区
成都銀泰城 高新区
成都大悦城 武侯区
・成都市への投資動向
1)外資系企業(日本企業以外)の投資動向
・2015年、四川省の対内直接投資額(実行ベース)は3年連続で100億ドルを突破。
・2015年末現在、フォーチュン誌が発表している、フォーチュン・グローバル500大企業の内、299社(内、外資系企業219社)が進出。
・多くの投資案件は成都市に集中し、自動車・半導体関連の投資が顕著。
投資額一例
自動車製造
ドイツ フォルクスワーゲン(VW)40億元
フランス PSAプジョー・シトロエン 123億元
半導体製造
アメリカ インテル 16億ドル
アメリカ TI(テキサス・インスツルメンツ)16億9,000万ドル
- 香港・シンガポール系の大型モール建設プロジェクトが相次いでいる。
成都国際金融中心(IFS)
2)日本企業の投資動向
成都日本商工クラブ加入社数 約140社。
2014年1月 6店舗目となる温江店を開店。
・スポーツ用品販売 ゼビオ 3店
2014年2店舗(双楠店、高新店)開店。
・無印良品 12店
2014年成都遠洋太古里店開店。
2014年成都発のクッキングスタジオを開設。
・元気寿司
2014年成都遠洋太古里店開店。
その他の主な日系企業:
・トヨタ自動車(四川一汽トヨタ自動車有限会社)
・伊勢丹(成都伊勢丹) 現在1店舗。
2016年度にハイテク技術産業開発区に2店舗目を出店予定。
・セブンイレブン 59店
・ユニクロ 18店
3)中国国内資本の投資動向
大連万達集団は、1998年以降四川省内に16カ所の万達広場を 開設・建設中。今後、不動産業からサービス業への展開を加速し、2015年以降 総額で1,620億元の投資と30万人の雇用創出予定と公表。
補足資料:
・四川省の産業(データー:中国農業年鑑2014年)
2013年の農業総生産額 2,764億9,000万元(全国5位)
米:1,998万トン(全国7位)
馬鈴薯:275万トン(全国1位)
ラミー(天然繊維):5万5,000トン(全国1位)
2013年の牧畜業総生産額:2,269億9,000万元(全国2位)
豚肉:496万4,000トン(全国1位)
分野別工業総生産額ベスト5
1)電子・通信設備製造業(電子計算機:7,619台)3,643億元
※世界のipad及びノートブックPCのチップの50%は四川省にて製造。
2015年 63,427(千台)
2)農産加工食品製造業(食用植物油:142万トン)2,529億元
3)酒・飲料・精製茶製造業(白酒:351万トン) 2,478億元
4)鉄鋼製錬・圧延加工業(粗鋼:2,243万トン) 2,461億元
5)非金属鉱物製造業〈セメント:1億4,581トン〉2,324億元
(※ベスト5で、総工業総生産額35,329億元の38%を占める)
※現在の成長産業:自動車生産
2010年102,850台→2015年1,051,000台(10倍)
2014年10月、中国政府が批准した国家級新区。
所属地区 成都市、眉山市所辖7県(市、区)1,578㎢
2013年5月に四川省政府が打ち出した「多点多種発展戦略}の一環。
現代製造業、高度サービス業を中心とした産業構造を目指す。
一体両翼、一城六区からなるスペース設計。
※一体両翼
一体:天府新区の主要な金融ビジネス、科学技術研究開発、行政、文化等の高度サービス機能。
両翼:東西両翼の産業機能。
※一城六区
一城:天府新城。
六区:双流高技術産業機能区、龍泉高度製造産業機能区、成都科学都市、成眉戦略新興産業機能区、
南部特色有色産業機能区、両湖一山国際旅行文化機能区。
以上
⑷成都でのビジネスと投資における展望
執筆中…
成都旅行や成都ビジネスに関するお問合せ先
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